中学の恩師 西田先生から掛けられた『史記 蘇秦伝』の言葉、
「鶏口となるも牛後となるなかれ」
大きな組織の一人になるよりも、小さな組織のリーダーになれ
これが我が社の創業の精神である。
創業者 岩井昭一
昭和 38 年、中学を卒業後すぐに働きに出たが、恩師の言葉を胸に、昭和 49 年創業。 戦後初のマイナス成長の中、父親の食堂の一角を借り、木窓ガラスに赤いテープで「岩 井ボールト工業」と書いての出発だった。
ゼロからのスタート。日中は妻に留守を頼み営業に明け暮れ、夕方は一人で鳴らない電話を待った。在庫があるように見せるため、商品が入っていない空箱を積み上げていた。
そんな中、一本の電話が鳴った。商品はないが探しているかの様に、少しの時間をあけて答えた。
「申し訳ありません。ちょうど在庫を切らしているので、明日でよろしければ間に合わせます」とお客様に熱意を伝え注文につなげた。
『お客様へ安心と信頼を届けたい』という志が芽生えた瞬間だった。
そして現在『羽ばたけ若者よ、未来に向かって前進』という創業者の言葉を胸に『共に歩む一流への挑戦』へと受け継がれている。