ある調査によると、今年の春~夏にかけて日本で一番流れた曲はドラマ効果で、
浜崎あゆみさんのMとのこと。
当時中学生だった私(黒井)にとっては、青春がリフレインする曲である。
平成のカリスマ歌姫の物語は20年経った今でも尚、人の心を惹きつけるのだろう。
コロナウイルスの影響で、おうち時間を楽しませてくれるドラマが多数ヒットする半面、
今年はオリンピックや夏フェスはもちろん、地域の盆踊りですら延期や中止を余儀なくされた。
そんな夏の終わりに、東京営業所ではこの夏最初で最後のイベントが開催されたので、
今回はその模様をお伝えしたい。
その名は『T-1グランプリ』
それぞれが己のTシャツ自慢をし合い、令和のカリスマTニストを決める至極シンプルなイベントである。
出場したのは、井上選手(千葉県)、植木選手(埼玉県)、多川選手(東京都)、髙橋選手(神奈川県)、
田沼選手(東京都)、チョウ選手(ソウル)、そして私=黒井(岩手県)の計7名である。
野口選手(福島県)は残念ながら調整不足【病欠】により、出場辞退を余儀なくされた。
並び立つ選手たち。
皆、自分が一番であると信じてやまない精悍な顔つきである。
ルールは簡単。
東京営業所の女性社員(有権者)に10秒間のPRを行い、最も得票数の多い者が優勝である。
それでは、各自の自慢のTシャツとPR内容を見ていただきたい。![]()
①井上選手(千葉県) 一番のPRポイントは生地ですね! 綿95%、ポリエステル5%の配合が、洗濯を繰り返してもシワになりにくい生地を生み出しています。 そして、胸にあるワニ君(LACOSTEマーク)はシャツと同系色になっていて嫌らしさが全くないんです。 着る前にワニ君を撫でながら挨拶をしている内に、ロゴ部分が大きくなってきたような気さえします。 私はすっかりこのTシャツに魅了され、色違いも購入しました! 今日のスキニーパンツ、ジャケット、眼鏡もこのTシャツに合わせたコーディネートです!! ※勝ちを狙うが故か、はたまたTシャツ愛が暴走したのか、10秒を大幅に過ぎても尚、 PRを続ける井上選手の姿は実に大人気なかったことをここに記録しておきたい。
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②植木選手(埼玉県)
シンプルなポケット付Tシャツは夏の定番ですね。
今日はカーキ系で傘と合わせてみました。
何も足さない、何も引かない。
仕事着だからこそ、奇をてらわず、キレイ目でというのが私のモットーです。
③多川選手(東京都)
初めてのオフィスカジュアルで少し緊張しています。
学生時代から愛用している、少しオーバーサイズ気味のシャツです。
白いシャツのような、僕自身のフレッシュさも見て欲しいですね!
④髙橋選手(神奈川県) 無地の白Tシャツが一番ですね。 余計な装飾は不要というのが僕の持論です。 シンプルにTシャツを着こなせる肉体。 これに勝る武器はありません。⑤田沼選手(東京都) パイル生地(タオル生地)に一目ぼれして衝動買いしてしまいました。 暑くて汗をかいてもこのように、サッと一拭きできちゃいます。 (写真の角度からは見えませんが)胸にあしらわれたローラースケートと、 ブルドックの刺繍もキュートなんです。
⑥チョウ選手(ソウル)
日本の服も素晴らしいですが、今のファッションの最先端は韓国ですね。
なので、服は韓国に帰ったときにまとめて買うようにしています。
このTシャツも帰ったときに必ず寄るお店で買ったお気に入りです。
⑦私=黒井(岩手県)
一見するとただの三色Tシャツに見えるかもしれません。
ですが、実はこれ、ナイキのSwoosh(レ)マークなんです。
騙し絵のようなデザインが気に入っています。
PRタイムが終わると自然に「良いシャツじゃん」「そっちこそ」と互いを称える言葉が行き交う。 実に美しいTシャツマンシップである。 そして気になるT-1グランプリの優勝者は………………………… …………………………多川選手っっっっっ!!!!!!
オフィスカジュアルデビューからブチかましてくれた多川選手。 流石にルーキーには負けないだろうと余裕ぶっていた我々先輩たちは一様に肩を落とした。 ちなみに有権者の声には「フレッシュさ」や「普段と違う雰囲気にやられてしまう」というものが見られた。 得票数で2位にダブルスコアを付け、 日頃から溜まっていたであろうアレコレを先輩たちにキッチリ「倍返し」した格好だ。それなら、こちらもやられたらやり返す。 倍、いや……………1000倍返しだ!!!と闘志を燃やす敗者一同。
果たして1000倍返しできる日は来るのか!?
これにてT‐1グランプリ編、お・し・ま・い・DEATH!!
翌朝、事務所には、大会に備えて準備したTシャツを身に纏い、
撮ってくれと言わんばかりにポーズをキメる、復調した野口選手の姿があった。<完>